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ロシア人は名前を3つ持ってる?!愛称も紹介します

✅本記事の内容

  1. 名前の仕組みを説明
  2. ロシア人のニックネーム

1.名前の仕組みを説明

ロシア人の名前は、名前(имя)・父称(отчество)・名字(фамилия)の3つの要素から名前がつくられています。

 

父称(отчество)が日本と違うところですね。父称とは何なのかということについて説明します。

 

父称とは、「父の名前」の後ろに決まった文字を付け足して作られます。

 

息子 -ович -евич
 娘 -овна -евна

例えば、お父さんの名前が、Александр(アレクサンドル)であれば、息子の父称は、Александрович(アレクサンドラビチ)、娘の父称は、 Александровна(アレクサンドラブナ)となります。

 

敬う相手には、「名前+父称」で呼びかけます。

 

英語でいう「Mr.」「Ms.」にあたります。学校の先生なども、「名前+父称」で呼びかけます。

 

そのため、ロシアでは、名前と父称を知っておくことがとても重要です!!

2.ロシア人のニックネーム

ロシア人は、男性も女性も、それぞれの名前によってほぼほぼニックネームが決まっています。

 

日本だと、友達によって自分の呼ばれ方が違ったりすると思いますが、ロシア人は生まれた時に付けられた名前で既にニックネームが決まっているのです。

 

生まれた段階でもう既にニックネームが決まっているなんて、なんだか興味深いですよね。

 

ロシア人は長い言葉をあまり好まないため、短い言葉で呼びたいと、あるロシア人は言っていました。

 

いくつか代表的なニックネームを紹介します。

女性の名前  Анна(アンナ) -  Аня(アーニャ)

  Елена(イリーナ)-  Лена(リェーナ)

  Елизавета(エリザヴェータ) - Лиза(リーザ)

  Ирина(イリーナ) - Ира(イラ)

  Ольга(オーリガ)-  Оля(オーリャ)

  Наталья(ナタリヤ)-  Наташа(ナターシャ)

  Екатерина(エカテリーナ)ー  Катя(カーチャ)

  Анастасия(アナスタシヤ)-  Настя(ナスチャ)

  Маргарита(マルガリータ)-  Рита(リータ)

  Надежда(ナジェジュダ)-  Надя(ナージャ)

  Любовь (リューボフ)- Люба(リューバ)

  Светлана (スヴェットラ-ナ)- Света(スヴィータ)

  Татьяна(タチヤナ)ー  Таня(ターニャ)

 

名前を短くしたニックネームのような名前は、親しい間柄でよく使います。

 

 

男性の名前  Александр(アレクサンドル) - Саша(サーシャ)
 
  Алексей(アレクセーイ)- Алёша(アリョーシャ)

  Владимир(ヴラジーミル)ー  Вова(ヴォ―ヴァ)

  Иван(イヴァン)ー  Ваня(ヴァーニャ)

  Николай(ニコライ)ー  Коля(コーリャ)

  Василий(ヴァシリ)ー  Вася(ヴァ-シャ)

  Геннадий (ゲナージィ)ー Гена(ゲーナ)

  Даниил(ダニル)ー  Даня(ダーニャ)

  Дмитрий (ドミトリー)ー Дима(ジーマ)

  Михаил (ミハイル)ー Миша(ミーシャ)

  Роман(ラマーン)ー Рома(ローマ)

  Фёдор(フョードル)ー Федя(フィージャ)

Сергей(セルゲイ)ー Серёжа(スィリョージャ)

短いニックネームで呼んでねと言われたら、相手は自分のことを親しい友達と思って、心を開いてくれている証拠でしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。他にもロシア旅行で役に立つあいさつやフレーズ、ロシア語を勉強している方向けにロシア語の文法についての記事、私がロシア語留学に持って行き、分かりやすかった参考書などを紹介しています。

 

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